人間椅子

ディスコグラフィー

 

人間椅子

未来浪漫派

2009/11/04 発売

CD TKCA-73486 3,000円(税込)

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  • 01.太陽の没落
  • 02.輝ける意志
  • 03.浪漫派宣言
  • 04.至福のロックンロール
  • 05.愛の法則
  • 06.赤と黒
  • 07.冥土喫茶
  • 08.塔の中の男
  • 09.月下に捧ぐ舞踏曲
  • 10.ヤマさん
  • 11.秋の夜長のミステリー
  • 12.ばっちりいきたい子守唄
  • 13.深淵
20 周年お祝いコメント

人間椅子の如く

今を遡ること20年前、青森県出身のソー・ヤングな猟奇的メタル・バンドが、ここまで 進化し、ここまで変化しなかったことを一体、 誰が予想出来たであろうか?
彼らが歌う救いようのない地獄は、英語圏 の“HELL”とは一線を画し、硫黄の煙が立ち籠める恐山の風景や、かつて大怪獣バランが生息していた北上川周辺の鬱葱とした秘境が見える。人が本当の意味で救われるのは、人でなくなった時。そんな仏教的な諸行無常感が漂っている。そのやるせないほどのドロドロ世界観は衰えるどころか進化を続け、今やドロドロ絶倫バンドの風格を呈している。
『進化はすれど、変化はしない』 これは今まで適切な和訳が見つからなかった“キープオン・ロケンロール!”の真意であり、人間椅子がその長い歴史の中で証明してきた意固地なまでのポリシーと察する。要するにカッコイイ!のである。彼らは三途川で悪魔に魂を売った唯一無二のバンドなのだ。

みうらじゅん




Bandは、3年で土台が出来て5年で旬を迎える。
10年の持続は、支持者の応援は勿論だが、妥協と忍耐の日々を積み重ねた結果だ。

20年は達観した感性と寛容の精神で熟成期を迎える。
『頭脳警察』も今年は40周年を迎える。
お互い思い切り楽しんでやろうじゃないか♪

PANTA☆




人間椅子は軸がぶれない。そしてその軸は男子中学生時代からのものじゃないかと思う。はるか彼方のミュージシャンにあこがれ、必死でレコードを聞き、洋楽雑誌を読みあさり、NHKヤングミュージック・ショウがあればカセットに録音し、なんならテレビ画面を写真に撮り、やがて楽器を持ち、自分も同じ地平に立ちたいと練習する。あのピュアハートがいまだに軸になってるんだろう。

そもそもブラックサバス的なものと日本情緒を合わせてみようという発想。悪魔 教VS恐山だ。いかにも男子中学生的ではないか。しかもあろう事か、彼らはそれを大木に育て上げた。
ミュージシャンとしてはとっくに、かつて憧れたミュージシャンを越えているだろう。ティーンネイジャーのピュアハートを持ったまま、揺るがぬ大木に育った。世界でもまれな例ではないだろうか。人間椅子は「偉大なる男子中学生」である。 人間椅子に触れる度、心から感嘆する。そしてなぜか「ありがとう」と言いたくなる。日本の音楽界は人間椅子を守らなければいけない。

水戸華之介(水戸華之介&3-10chain,ex.アンジー)




人間椅子のメンバーと仲良くなったのは、93年頃、筋肉少女帯の企画ライブに出演してもらったのがきっかけだったが、彼らの生演奏を初めて見たのはその数年前、フジテレビのスタジオだった事を思い出した。確か、夜のヒットスタジオ(!)に一緒に出演した時、彼らのリハーサルをこっそり覗きに行ったのだ。その時以来すっかり人間椅子のファンになっちまい、こっそりCDを買って聴いていた、こっそりと。
そんな私のように、昔から彼らを追っかけているリスナーには、今回のベスト盤はとても感慨深い。 また入門編としても人間椅子の歴史を知るにはうってつけのアルバムである。
20年間ひとつのバンドを続けるというのは並大抵の事ではないのよ! 
そりゃもうイバラの道。
だが人間椅子は、初めて聴いた時と同じ、揺ぎない音楽性を持ち続けて、今ここにいるのだ。ありがとう、人間椅子、おめでとう~!

内田雄一郎(筋肉少女帯,水戸華之介&3-10chain,扇愛奈とザ・セクターズ)




日本を代表するロック・バンドと聞かれたら、俺は人間椅子って答えるよ。そし て20周年のベスト・アルバム、これは重いね!

秋間経夫(Rama Amoeba,ex.Marchosias Vamp)




SYMPATHY FOR 人間椅子! 
人間椅子に出会えて良かったよ!
これだから人生面白い!
深く愛して、長く愛して、人間椅子!

広瀬‘HEESEY’洋一(TYO,ex.THE YELLLOW MONKEY)




まずはこのスタイルを20年に驚愕&リスペクト!
今回このベストを改めて聴いて想ったこと、それは「カッコイイ」って事。アートロックっつーか、プログレ色の濃い面も最高です。唄との融合がまた絶妙で、あと 何年でも行けそうなタフなオリジナリティを感じてしまいました。
20 周年おめでとうございます!

MAD大内(TYO,OVER/UNDER,ex.ANTHEM)

プロフィール

和嶋慎治   (ギター・ボーカル)
鈴木研一   (ベース・ボーカル)
ナカジマノブ (ドラム・ボーカル)

1987年
もともと高校の同級生であったギターの和嶋慎治と、ベースの鈴木研一によりこの頃結成。コンセプトは、当時よくコピーしていたBLACK SABBATHなどの70年代ブリティッシュ・ハード・ロックの サウンドに、あえて日本語の歌詞を載せるというもの。バンド名は、江戸川乱歩の小説からとった。ドラマーは流動的であったが、鈴木の大学の先輩の友人であった上館徳芳(北海道出身)で固まる。 メンバー2人の出身地である津軽地方の方言を取り入れたり、津軽三味線の奏法を導入したりと、既にこの頃基本的サウンドも出来上がる。

1989年
TBSテレビ系列の「平成名物TVイカすバンド天国」に出演。演奏もさることながら、鈴木のネズミ男に扮した奇抜な衣装が評判を呼ぶ。

1990年7月
メルダックより「人間失格」でメジャー・デビューを果たす。

1992年
この年発表の「黄金の夜明け」を限りに、上館徳芳が脱退。

1993年
「羅生門」発表。後藤マスヒロがサポート・メンバーとして参加。

1995年
インディーズ・レーベルであるフライハイトより、「踊る一寸法師」を発表、ドラマーは土屋巌となる。

1996年
月刊アフタヌーンに好評連載中の漫画「無限の住人」のイメージ・アルバムが、ポニー・キャニオンより シングルともども発売される。 このアルバムのツアー前に、土屋巌が脱退。正式メンバーとして、後藤マスヒロが再加入することになる。

1998年
2月、トライクルより通算7枚目にあたる「頽廃芸術展」を発表。録音は、メンバー2人の地元である 青森県弘前市のライブハウス、Mag-Netと亀ハウスで行われた。7月、メルダックより旧譜4枚が揃って再発、これを機に再びメルダックと契約を交わす。

2003年
11枚目のオリジナルアルバム、「修羅囃子」発表。
12月、渋谷O-Westでのライブを最後に、後藤マスヒロが脱退。

2004年6月
ドミンゴス等で活躍中のナカジマノブが、新ドラマーとして加わる。9月、オリジナルアルバム 「三悪道中膝栗毛」発表。精力的にライブ展開。

2006年2月、オリジナルアルバム「瘋痴狂」発表。

2007年8月、オリジナルアルバム「真夏の夜の夢」発表。

2008年
年頭から精力的にライブ展開。全国ツアーも大盛況のうちに終了(ツアーファイナル、3/16@O-WEST)。12月14日~19日、東名阪の3カ所ワンマンツアー。

2009年
デビュー20周年にあたるこの年、1月21日に「人間椅子傑作選~20周年記念ベスト盤」をリリース。11月、15枚目にあたるオリジナルアルバム「未来浪漫派」発表。

2010年
4月12日~15日、東名阪ワンマンツアー。

人間椅子オフィシャルサイト
http://ningen-isu.com/

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